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安心して眠れない夜 |
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高知県本山町 |
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高知県・本山町では、米軍機による度重なる夜間の低空飛行訓練に住民の不安の声が高まっています。 「ほら、また来た」5月14日、保育所で組合の職場会を行っていた時です。 ゴオオオオー、と低く響いて米軍機らしい音がしました。時刻は21:40過ぎ。このところ、22時まえに約束したかのようにほぼ毎日飛んでいます。高齢の方、小さい子どもは寝ています。 最近保育所の園児の連絡ノートには「夕べもまた飛びました、子どもは驚いて飛び起きてしまいました」「音に驚いて泣くわが子を見ていると本当に米軍機が腹立たしい、訴えたい気持ち」と連日のように書かれています。 職員間でも「夕べの音はすごかったね」と話題になることが多くなりました。そして、その恐怖から1994年10月、早明浦ダム湖に米軍機が墜落した時のことを思わずにはいられません。当時米軍機の低空飛行は頻繁に行われ、年間300回を超えて記録されています。 保育所では「5歳児が花や虫でなく、攻撃している戦闘機の絵を描くようになって驚いた」と先輩保育士は話します。今保育士として働いている若い臨時さんも「すごく怖かったのを覚えている」と言っています。 この間、本山町も、嶺北平和委員会もずっと抗議をしてきました。県平和委員会も防衛省との交渉を続け、最近では、年間30回程度にまで減ってきていました。3月には6~8日にオスプレイがオレンジルートを通る国内訓練を行うことが発表されました。実際、オスプレイは、高いところを飛んで「あんまりたいしたことないのかな」との印象を持つくらいの、まさにデモンストレーションでした。ところがその国内訓練で味をしめたかのように、訓練は増えています。特にひどいのは夜間の低空飛行。ほぼ毎日、と感じるように低空飛行訓練は行われています。 「安心して眠れる街にしてほしい」保護者の怒りの声は日に日に高まっています。本山町職員組合保育部では、嶺北平和委員会とともに抗議はがきを作成し、安倍首相に対してはがきを送る取り組みを始めました。(自治労連本山町職労) |
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