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2013年 5月 9日

民族差別は日本の恥 
プラカード隊呼び掛け人 木野寿紀さん

「傍観してはいられない」メッセージで抗議

 デモで中心的な役割を果たしているのが、既存の右翼団体とは一線を画し、市民参加型の保守団体として2007年に結成された「在日特権を許さない市民の会(在特会)」です。

 在特会は、「弱者のふりをした在日韓国・朝鮮人が数々の特権を享受し、日本人を苦しめている」という荒唐無稽な主張を振りかざし、一部の会員が朝鮮学校の授業を妨害するなど、在日韓国・朝鮮人への攻撃を強めています。

 そうした在特会のデモを多くの人が見て見ぬふりをしてきたことから、ヘイトスピーチはますます過激になっていきました。

 「傍観してはいられない。抗議の声を上げよう」

 そう感じた私はデモの隊列に向けて、民族差別に抗議するメッセージを書いたプラカードを掲げることにしました。デモの参加者に自分たちのしていることの愚かさを気付いてもらいたかったのです。

 ツイッターで呼び掛けたところ、最初の抗議活動には約30人が集まってくれました。みんな在特会のデモに怒りを感じていた人たちです。  

「仲良くしようぜ」「レイシスト(人種差別主義者)は日本の恥」――。

 こうしたメッセージの書かれたプラカードを参加者が持ち寄り、それぞれの思いをデモ隊に訴えています。

 デモのたびにその数は増え続け、現在では数百人が共に差別反対の意思を示し、デモ隊を圧倒しています。

 差別的なデモは憎悪しか生み出しません。ヘイトスピーチがなくなる日まで活動を続けていきたいと思います。
                         

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