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2013年 3月 1日

便利なものや上手い話にご注意 
4月からの新生活にご用心

暮らしに潜む落とし穴

 入学や就職シーズンの4月。新生活への期待が膨らみますが、便利なものや上手い話にはトラブルが潜んでいます。

▼将来、ローン組めず?/携帯料金の滞納で

 若者を中心に普及しているスマートフォン(多機能型携帯電話)。代金の支払いを滞納すると将来、住宅ローンなどが組めなくなる可能性があります。

 端末は高額なものが多く分割払いを選択する人が増えています。代金は月々の通信料などと一緒に支払われますが、この分割払いはクレジット契約に当たります。3カ月以上滞納すると、指定信用情報機関に登録され、支払いが完了しても5年間はデータベースに記録が残ります。

 こうした滞納は2012年には約205万件に上りました。記録は金融機関などで共有されているため将来、クレジットカードを契約したり、ローンを組んだりする際に審査が通らなくなる場合があります。

▼若者狙う悪質業者/SNSでの勧誘

 新しい友達や知人と「ツイッター」「フェイスブック」などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)でつながる機会が増えてきます。しかし、こうしたサイトを使った詐欺も横行しています。

 「趣味が合いそう」「友達になりませんか」と突然メッセージを送ってきて2人で会ってみると、第三者が現れて高額なオイルマッサージの契約や競馬投資ソフトの購入を薦めます。断りづらく、無理やり借金をする羽目に。被害のほとんどが20代です。アポイントメントセールスは契約書を受け取ってから8日間はクーリングオフ(契約解除)が可能。被害に遭った場合は国民生活センターなどに相談しましょう。

▼正規サイトでも注意!/ネットバンキング

 自宅で銀行口座の残高照会や振り込みが手軽にできる「インターネット・バンキング」。巧妙にお金をだまし取ろうとする手口も出てきています。

 金融機関の正規ページにログインしたところ、「システム向上のため、お客様情報の再入力をお願いします」と書かれたポップアップ画面が表示され、再び取引用暗証番号などの入力を求められます。実はこれが詐欺の手口。昨年秋、三井住友銀行やゆうちょ銀行で確認されました。

 金融機関が取引時以外に暗証番号などの入力を求めることはありません。パソコンが何らかのウイルスソフトに感染した可能性も高く、対策ソフトを最新のものに更新しましょう。

                             

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