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脱原発の声、衰え知らず |
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4万人が「原発やめろ」 |
福島事故から2年半以上が経過したが、脱原発を求める市民の声はまだまだ小さくなっていない。10月13日には、脱原発運動に取り組む3団体(首都圏反原発連合、さようなら原発1000万人アクション、原発をなくす全国連絡会)が再稼働阻止やすべての原発の廃炉を求めて、合同デモ・集会を国会前などで行った。主催者発表で約4万人が参加したのだ。 ▲「脱原発の最大の機会」 脱原発3団体による共同行動は6月2日に続き2回目。稼働中の原発が一つもないこの機に力を結集し、政府の原発推進方針を改めさせようという狙いだ。 日比谷公会堂で開かれたオープニング集会では、作家の大江健三郎氏が、「ここで(再稼働を)譲ってしまうと、もう押し返すことはできなくなる」と参加者に奮起を求めた。 ▲若年層や親子連れも デモ行進は、今回初めて3団体合同で実施した。日比谷公園をスタートし、省庁街、東京電力本店前などをめぐる約2・5キロメートルのコース。公園には組織の垣根を超えて多くの参加者が詰め掛け、出発時間が約20分遅れた。 デモには若者や親子連れの姿も見られた。山梨県から来たという女子大生(19)は、NGOの仲間とともに参加。デモ参加は昨年の3月11日以来だったが、「(参加者に)変わらない熱さがあり、元気をもらえた」と話す。キャンパスで同世代と原発について語り合うことはなかなか難しいといい、「今日は日ごろの思いを発散したい」と力を込めた。 新宿区在住の日下部将之さん(38)は、娘の梨花さん(9)を伴ってデモに加わっていた。「こういう運動があることを娘に見せたかった」という。 日下部さんが最も不安視しているのは原発による将来世代への悪影響だ。しかし、福島の汚染水問題がまるで収束したかのような世の中のムードに、「僕らの未来もなくなりそうだ」と不安な胸の内を明かした。 ▲「歴史的瞬間にいる」 クライマックスの国会前集会では、主催者や国会議員、原発立地住民からの訴えが相次いだ。ルポライターの鎌田慧さんは、「今私たちは、原発をなくせる歴史的瞬間に立っている。私たちの力で切り開こう」と呼びかけた。 |
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