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若年リスク増加中!? |
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タバコや食事、見直して |
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女優の天海祐希さんがこの5月、軽度の心筋梗塞が原因で出演中の舞台を降板しました。45歳という若さに驚いた人も多かったでしょう。1月に軽度の脳梗塞を発症したと伝えられたテレビ局女性アナウンサーは30代でした。高齢者の病気というイメージを拭い去らなければならないのでしょうか。備えは若いうちから求められているのかも? ▼50歳未満の女性は0・5% 心筋梗塞も脳梗塞も血管が詰まって発症するという点で根っこは同じです。患者に高齢者が多いのは、長年の運動不足や喫煙、偏った食事などの生活習慣で血管に負担をかけているからです。 ふくだ内科・循環器科(埼玉県戸田市)の福田純院長によると、50歳未満の女性が心筋梗塞を発症する率は0・5%程度とまれで、「過剰に心配する必要はありません」と言います。 ▼喫煙でリスク8倍!? とはいえ、特に喫煙者は要注意。福田院長は、「タバコの依存度によっても異なるが、30~40代の男女でおおむね3倍、レポートによっては、女性は8倍も心筋梗塞のリスクが高まる結果もある」と指摘します。 過度なストレスも発症原因の一つとされていますが、現代社会にストレスは付きもの。まずは自分の意思で断ち切れる喫煙習慣から見直した方がよさそうです。しかし、愛煙家にはなかなか厳しい決断。福田院長は「禁煙治療ができる病院もあます。天海さんがヘビースモーカーかは分かりませんが、彼女がPRしてくれれば危機感は伝わるのでは」と話しています。 ▼子どもたちの食事に懸念 メタボも発症リスクを高める原因の一つ。福田院長は食習慣の欧米化がメタボを促進していると警告します。 今の日本の心疾患発症の割合は、OECDの3分の1、アメリカの4分の1にとどまっていますが、現在の中高年が質素な食生活を送ってきたことに要因があると福田院長は見ています。 ところが、最近の調査によると、日本の高校生のコレステロールのレベルが、アメリカの同世代のそれを上回ったというのです。 「彼らが50~60歳になったとき、心筋梗塞などの虚血性心疾患の発症割合は、アメリカに匹敵、もしくは上回っているかもしれません」 生活習慣の改善はすぐにでも始められます。大事に至って周りの人を悲しませないために、取り組むべきかもしれません。 |
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