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2013年11月25日

「違憲の秘密保護法案阻止を」
廃案求め日比谷に1万人結集

一部野党との修正認めず

 国会審議がヤマ場を迎えている「特定秘密保護法案」に反対する集会が11月21日夜、東京・日比谷野外音楽堂で開かれた。政党や市民団体、労働組合、学者など主催者発表で1万人が参加。国民の知る権利や報道・取材の自由を侵害するものだとして、「ただちに廃案にすべき」と訴えた。

 法案は、国の安全保障にかかわる機密を特定秘密に指定し、秘密を漏らした公務員らに厳罰を科す内容。自民党はみんなの党、日本維新の会と修正合意し、11月中に衆議院を通過させたい考えだ。

▲国民主権が崩される

 主催団体のメンバー、海渡雄一弁護士は、首相を第三者機関的な立場から関与を強めるとした修正案について「首相周辺が牛耳ることになるだけで原案よりもひどい。いったん白紙に戻すべきだ」と求めた。

 上智大学の田島泰彦教授(情報メディア法)は、政府が秘密を漏らそうとしたと決め付ければ国民を自由に処罰できるとし、「国民主権、民主主義を崩す憲法違反の法案だ。情報公開を進める世界の流れに反する」と批判。民主、共産、社民の各党国会議員、日弁連、新聞労連、平和フォーラムも成立阻止を訴えた。

 集会には全労連、九条の会、自由法曹団や市民も駆け付け、会場の外まで人があふれ返った。集会後、銀座と国会に向けてデモ行進した。この日、同様の集会が仙台、大阪、福岡など全国14カ所で行われた。
 

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