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2013年 7月18日

時期だけの問題じゃない!
労働TOPIC

「就活」ルール変更へ  

 安倍政権の要請を受けた形で、来年度から大学生の就職活動(就活)のルールが変更されます。

 経団連が7月8日、現在の大学2年生から企業の新卒採用ルールを見直すことを正式に発表。大学3年修了直前の3月からスタートさせる新たな「指針」を策定することを決めました。

 現在の就活は、大学3年の12月から説明会など広報活動が始まり、4年生の4月になってから選考が行われる流れです。指針はこれを「後ろ倒し」して、3年時の3月から広報活動、選考を4年時の8月1日以降にします。

 狙いについて政府の「日本再興戦略」は「学修時間の確保、留学などの促進」と説明しています。一方、公務員試験や卒論作成シーズンとぶつかること、違反企業に罰則がないことなどに懸念の声も出ています。

 就活の長期化・早期化を是正する点では、今回の見直しは前進したといえます。しかし、新卒一括採用への学生の不満は多く、また大企業に応募が集中し、競争が激化している現状は残されたまま。入社しても、若者を使い捨てにする「ブラック企業」も深刻です。

 日本の将来を担う若者は社会の宝。学業と就活を両立でき、納得感の得られるルール整備が急務です。

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