京都府職員労働組合 -自治労連-  Home 情報ボックス 府政NOW 京の写真館 賃金 料理 大学の法人化



2013年 7月17日

現場2人が「終日スト」にJMIUナノテック支部
ニュース抄録

契約社員の雇い止め無効/特派員協会の争議で地裁  

▼現場2人が「終日スト」に/JMIUナノテック支部/職務変更の連発に対抗

 7月8日から組合員8人で時限ストライキを決行したJMIUナノテック支部(千葉県柏市)が、9日から生産現場で働く組合員2人のストを終日に拡大した。会社側がスト直後にデスクワークの組合員4人に対し職務変更命令を出し、現場で働かせていることへの対抗措置だ。

 組合によると、会社は生産ラインを稼働させるため、社長を含む役員だけでなく、組合員にも総出で現場作業に当たらせている。

 組合は、社内に17台ある監視カメラの撤去や、委員長を「窃盗容疑」で警察に出した被害届の取り下げなどを求めている。会社側がこの団交に応じなかったため、現場の2人は8日以降、始業から4時間、残りの組合員が午後15分間のストに入っていた。

 11日時点でも会社側からの返答はない。藤原眞二委員長は「引き続きストを行う」と話している。ナノテックは金属加工装置の製造や販売をしている。

▼契約社員の雇い止め無効/特派員協会の争議で地裁

 日本外国特派員協会(東京・千代田区)で雇い止めされた元契約社員・パート社員10人が地位確認などの仮処分を申し立てていた問題で、東京地裁が契約社員3人について「雇い止めは無効」と認める決定を出していたことが7月8日、分かった。パート7人の請求は退けた。争議を支援する新聞労連が明らかにした。

 地裁の決定は6月21日付。特派員協会は昨年7月末、外食部門の委託化を理由に調理担当などの契約・パート社員36人を雇い止めした。決定では、契約社員の労働時間や賃金が正社員と同じである上、10年以上も労働契約の更新を繰り返してきた点から、「雇用継続の期待権がある」と認定。パートについては、業務や労働時間の違いを理由に認めなかった。

 新聞労連は「パートの主張が認められなかったのは残念」と話し、本訴を含めて対応を検討している。

▼従業員減が6割/大手電機・自動車業界で

 今年3月に決算を迎えた電機・自動車関連メーカー198社のうち、約6割に当たる116社で従業員数が前年同期比で減少していることが7月8日、東京商工リサーチの調査結果で分かった。3月末時点の総従業員数は、5319人減の81万4362人。

 減少は、電機メーカーで目立つ。希望退職を募集したシャープの3522人減を筆頭に、ルネサスエレクトロニクスの2777人減、セイコーエプソンの1143人減と続いた。一方、パナソニックは5986人増になったが、複数の子会社と合併した影響とみられる。

 今回の従業員数の調査は、有価証券報告書に基づき、単独決算ベースで比較した。契約社員・派遣社員などは除いている。

府職労ニュースインデックスへ