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「働く者の権利知らせたい」 |
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学生バイトの労働相談も計画 |
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学生アルバイトで横行する不当な扱いをなくそうと、都内の大学生ら約20人が9月6日に「首都圏学生ユニオン」を結成した。代表を務める法政大社会学部2年の岩井佑樹さん(20)は「学生にだって労働者の権利がある。トラブルを解決できる労働組合の存在を知らせたい」と語る。 岩井さん自身もアルバイト先だった食品スーパーマーケット・マルエツで不当な扱いを受けたという。時給計算が10分単位であることを理由に勤務前後9分間のタダ働きを強いられた。納得できず社内の労組に相談したが、「加入できるのは長期間働くパートか正社員だけ」と断られた。 その後、首都圏青年ユニオンに加入。企業が異なる仲間の団体交渉にも参加して、経営者と対等に話し合う様子に心を打たれた。「自分も団交をしたい」――そう考えたとき、ユニオンの結成を勧められた。 マルエツとの団交はまだ2回目だが、休憩室に就業規則を置くなどの成果があったという。 組合員からは、「仕事が同じなのに大学生というだけで賃金が少ない」「シフトの勤務時間を変更させられ、講義に出席できず単位を落とした」などの声が上がっている。岩井さんは「学生も労働組合を使える。もっと組合との距離を縮めたい」と話している。 |
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