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2012年10月19日更新

   地域医療守れ・医師・看護師確保を 
10.17中央集会
 
全国から4000人が参加

 「いのち・生活・安全まもる10.17国民集会」が東京の日比谷野外音楽堂で開催され、全国から医療関係者約4000人が集結しました。自治労連からも全国から100名を超える組合員が参加しました。

 日本医労連の山田真巳子中央執行委員長が実行委員会を代表した開会のあいさつ、沖縄米兵による女性への暴行事件に対して、日本の安全が脅かされている現状に触れ、オスプレイ配備、TPP参加問題など、国民の安全・安心、いのちが守られていない状況に怒りを表しました。また、山中伸弥氏がノーベル賞の受賞にあたり、その受賞を支えた医学分野の9割が非正規職員などの劣悪な労働条件であると報道されたことを紹介し、医療を支える労働者の雇用改善を訴えました。

 全国から参加した医療関係者からのリレートークが行われ、自治労連からは名古屋市職労・名古屋市立病院看護師が、赤字などを理由に名古屋市が「選択と集中」と「市立病院整備計画」が出され、5つあった市立病院が3病院になり、来年度からは2病院になり、これでは地域医療が崩壊してしまい、住民のいのちと健康を守る自治体病院の使命が発揮できないと訴えました。そして、より良い医療サービスが提供できるよう市立病院の機能、看護体制の充実を目指し、患者さんと看護師が本当に笑顔になれるようがんばっていきたいと決意表明。

 岩手、宮城、福島の被災地からは、被災地の人たちが復興に立ち上がろうと懸命の努力をしている現状を語りながら、復興予算の使い方が間違っているのではと怒りの声をあげました。 沖縄からは、米軍基地がある限り米兵による犯罪はなくならない。重低音によるオスプレイ飛行に沖縄県民は怯えている。平和で豊かな沖縄を返してもらいたいと訴えました。

 集会には、作曲家の池辺晋一郎さん、作家の辺見庸さん、タレントの稲川淳二さんなど著名人・大学教授など100名を超える人が賛同メッセージを寄せました。
 また、ゲストとしてテノール歌手の新垣勉さんが出演し、参加者に心に響く励ましのメッセージが送られました。

 集会の最後に、「憲法をいかした住民本位の震災復興を」「くらしと医療を破壊するTPP参加反対」「医師・看護師・介護職員を大幅に増やし、地域医療の確保を」「生きる権利を奪う消費税増税・社会保障制度改革推進法廃止」「地域住民の安全を脅かすオスプレイ配備・米軍基地再編強化反対」と、政府・厚生労働省に向けてシュプレヒコールを行い、銀座をデモ行進して街頭の市民にアピールをしました。

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