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2012年 8月23日更新

   宇治市職労など災害復旧に懸命に奮闘 
京都自治労連でボランティアを派遣
 
宇治市中心に京都府南部に豪雨災害

 8月13日夜から14日朝にかけて、京都府南部に猛烈な雨が降り、宇治市・城陽市・大山崎町・精華町などで、土砂崩れや浸水被害がありました。宇治市では死者1人、行方不明1人、土砂崩れにより4集落が孤立(現在は解消)、天井川の決壊があり、床上浸水592棟、床下浸水1440棟などの被害が出ており、災害救助法と被災者生活再建支援法の適用が決定しています。

▼がんばる宇治市職員

 宇治市では災害対策本部を設置し、消防・警察・自衛隊などが救出・捜索にあたりました。行方不明者の捜索は消防職員・消防団・警察で継続しています。宇治市職員は、状況確認や道路の土砂撤去、仮橋架橋、浸水地域の消毒、ゴミの特別収集、給水、避難所運営、食料配布など、不眠不休の奮闘が続いています。また府内の各市町村や京都府・近隣県からも消毒などの協力を受けています。

▼ゴミ収集、支援物資の弁当調理―直営だからこそ

 宇治市の清掃労働者は、平日の通常業務終了後や土日にも被災地を回りゴミ収集作業に従事しています。市職労清掃分会の仲間は「1日も早く市民の方が快適な生活を取り戻してほしい」と汗まみれになってがんばっています。

 また、学校給食分会では17日、炭山地域の夕食として弁当330食を小学校給食室で調理しました。メニューは、ゆかりご飯、コマツナとじゃこの炒め物、筑前煮などで、宇治市からの支援物資として配布されました。支援物資はパンなどが中心で、15日に配布されたおにぎりで食中毒発生という事態もおこっている中で、このお弁当は住民の方に「おいしい」とたいへん喜ばれました。給食分会では、かねてから給食調理のプロとして役立ちたいと「災害があった場合は炊き出し協力をする」と市教委へ申し出ており、宇治市・市教委の要請を積極的に受け止めたものです。清掃も給食調理も直営だからこそできたことです。

▼京都自治労連・京都総評もボランティア派遣

 宇治市災害ボランティアセンターが15日から開設され、宇治市内や各地から多くの人がボランティア活動に参加、最初の土日となった18日は460人・19日には500人あまりのボランティアが駆けつけました。

 宇治市職労では、組合員に呼びかけ18日(土)・19日(日)のボランティアを募集、2日で34人が参加しました。平日は通常業務に加え災害対策業務で疲れているにもかかわらず、「実際に現場に足を踏み入れないと被害状況がわからない」と、泥出し・清掃・畳上げなどの作業に汗を流しました。

 京都自治労連でも各単組へ緊急にボランティア参加を呼びかけ、2日間で48人が参加、遠くは舞鶴市職労や府職労丹後支部からの参加がありました。京都総評からの呼びかけで22人、京建労独自で120人の参加を含め京都総評傘下から220人を超える参加となりました。

 浸水被害のお宅では、床下にたまった泥や庭や側溝の泥をかき出し、土のう袋に詰め運び出す、公園や駐車場では炎天下で泥を集め、土のう袋に詰める、どちらもたいへんな作業ですが、「少しでもお役に立てれば」と泥まみれになってがんばりました。

ボランティアは、平日も含めてこれからもまだまだ必要です。また、日本赤十字社の義援金受付も始まっています。


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