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2012年 7月 10日

人権博物館縮小に反対 
歴史学4学会が声明

大阪・松井知事と橋下市長の個人的価値観押しつけ  

 大阪人権博物館(リバティおおさか)と大阪国際平和センター(ピースおおさか)の補助金が削減・廃止されようとしていることについて、日本史研究会など歴史学に関わる4学会が「反対」を表明している。反対声明は6月26日付。

 橋下徹大阪市長と松井一郎大阪府知事は、リバティ大阪の補助金打ち切りを表明。ピースおおさかに関しても、補助金支出の見直しが進められている。

 4学会声明は、両施設がさまざまな人権問題について発信し、戦争の悲惨さや平和の尊さを伝えてきたことを紹介。「こうした積み重ねは今後、大阪府民・市民が東アジアの人びとと交流を深めていく上での信頼や相互理解の基盤となることは間違いない」と述べ、知事や市長の個人的な価値観で事業縮小が決められることには、とうてい賛同できないとしている。                                                            

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