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「原子力安全・保安院は再稼動ありき」 |
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原子力安全委が21日からストレステスト確認へ |
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経済産業省原子力安全・保安院が関西電力大飯原発3、4号機のストレステストを「妥当」とする審査書を原子力安全委員会に提出した件で、保安院の意見聴取会委員を務める井野博満東大名誉教授と後藤政志芝浦工業大講師が2月13日に抗議声明を出した。 両氏は「拙速なやり方は到底認められない」と保安院を非難。東日本大震災で福島第一原発を襲った津波は14メートルを超えたのに、大飯原発の想定が11・4メートルに過ぎないと懸念している。緊急時に原子炉を停止させる「制御棒」の精度が検討の対象外であるなど、評価に大きな問題があるとした。 今回のテストは1次のみで、過酷事故対策を検証する2次評価が提出されていない点も指摘。「2次と合わせて評価しなければ、地域住民が安全を判断するうえで意味がない」と批判している。 ・ストレステスト確認へ/原子力安全委が21日から 原子力安全委員会は2月21日に関西電力大飯原発3、4号機のストレステストの結果を確認する第1回会合を開く。経済産業省原子力安全・保安院が13日に検査結果を「妥当」とする審査書を安全委に提出していた。 班目春樹委員長は16日に「技術的な質問も考えているが、事業者が継続的に改善を取っているのかに焦点を絞っていきたい」と確認作業に向けた方針を語った。安全委が原子力規制庁に再編される4月までに判断を出すとの報道もあるが、班目氏はスケジュールについては「(21日会合の)保安院の回答次第」と言及を避けた。 |
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