「さようなら原発１０００万人アクション」の実行委員会は、脱原発と自然エネルギー中心の社会を求める全国署名の締め切り期限を、当初の２月末から５月末に延期することを決めた。 　実行委員会事務局の原水禁国民会議によると、３月５日現在の署名数は４８３万６９３６筆で、目標である１０００万人には届いていない。署名活動の継続を求める声の高まりや、政府が検討しているエネルギー政策見直し案が今夏にも示されることを受けて延期を決めたという。 　３月24日に東京・日比谷野外音楽堂で予定されていた署名集約集会は、「再稼動を許さない」と題して予定通り開く。以降も、各地のイベントや企画を通して署名を募ることにしている。 　全国署名は首相と衆参両議長宛てに提出するもので、原発の新規建設中止や計画的な廃炉の実施、高速増殖炉「もんじゅ」や核燃料の再処理工場の停止、省エネと自然エネルギーを中心にしたエネルギー政策の転換を求める内容だ。ノーベル賞作家の大江健三郎さんやルポライターの鎌田慧さんら著名人９氏が呼びかけ人を務めている。
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