京都府職員労働組合 -自治労連-  Home 情報ボックス 府政NOW 京の写真館 賃金 料理 大学の法人化



2012年 3月13日

「家庭で電気の自給自足も」
坂本龍一さんが訴え

東京の日比谷で市民のつどい 

 東京の日比谷公園では、3月10、11の両日、市民団体などによる「東日本大震災 市民のつどい」が開かれ、2日間でのべ5万5000人が参加した。追悼と音楽、トークを通じて「原発のない社会」「自然との共生」が訴えられた。音楽家の坂本龍一さんはステージから「各家庭でエネルギーを自給自足できる時代が来ることを信じている」と語った。

▼危険な核廃棄物

 坂本さんは使用済み核燃料について、「最終的には埋めると言うけど、何万年も先まで危険なものを僕らが責任を持って扱えるのかどうか」「使用済み燃料は各地の原発内のプールに貯蔵されている。日本中どこでも事故が起きる可能性があると、今回よく分かった」と述べた。(写真は、つどいで語る坂本龍一さん)

 食料とエネルギーの自給が大切と強調したうえで、こう訴えた。

 「たかが電気じゃないかと思う。わざわざ、こんなリスキーな方法でつくる必要はない。僕は2050年ころには各家庭で電気をつくるのが当たり前の社会になっている、という希望を持っている。外国からエネルギーを買う必要もない。そんなお金があったら、日本の森林と雇用に充てた方がいい」

 そして、政治の現状についても一言。「今の政治は変える必要があるけど、僕らの声を託せる政治家がいるのかどうか。ドロドロした政治は嫌いだ。でも、もう軽蔑だけしているわけにはいかない」と語った。


府職労ニュースインデックスへ