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欠陥機オスプレイは岩国にも沖縄にもいらない |
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抗議の声広がる |
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アメリカ海兵隊の新型輸送機MV-22オスプレイが7月23日(月)に米軍岩国基地に陸揚げされました。米政府は10月からの米海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)での運用のため岩国で一時駐機し試験飛行を計画しています。 ◆市役所前に1,100人 岩国陸揚げの前日、陸揚げが強行されようとする中、岩国市役所前の公園で「欠陥機オスプレイは岩国にも沖縄にもいらない配備反対緊急岩国集会」が開催されました。県内のほか、中国、四国、九州、沖縄、近畿、東京から1,100人が集まりました。 主催者あいさつに立った吉岡光典実行委員長(住民投票を力にする会代表)は「陸揚げが強行されても永久に飛べない状況をつくり錆びつかせよう」とあいさつ。 沖縄からは県議会議員の前田政明さんが「辺野古での3,000日におよぶ座り込みなどの運動の成果もあり、沖縄は知事が基地すべての閉鎖、撤去を言わざるをえない状況だ。10月のオスプレイ本格配備まで沖縄は全国と連帯してたたかいます」と連帯のあいさつ。他にも岡山、鳥取、島根、広島、高知、徳島、愛媛から低空飛行訓練の実態が報告されました。 地元の大学生が「戦争のための施設や道具がある岩国ではない、平和な岩国に。大切な家族や友人が暮らす岩国を不安や危険がない、安心して暮らしていける岩国の未来を強く望みます」と訴えました。 最後に集会アピールを採択し、みんなでオスプレイに☓印がついた紙を掲げて抗議の意思を確認、その後参加者はプラカードやのぼりを掲げJR岩国駅までパレードしました。 ◆陸揚げ強行 人間の鎖で抗議 米軍は翌23日に、こうした反対の声を無視しオスプレイ陸揚げを強行しました。多くの人々が早朝から「オスプレイはいらんドー(怒)」の怒りの声を上げ、手をつないだ人間の鎖は1㎞近くまでのびました。 日米関係見直すチャンスだ/オスプレイの岩国基地陸揚げ 米海兵隊の垂直離着陸輸送機「MV22オスプレイ」が7月23日、山口県の岩国基地に陸揚げされました。墜落が相次ぐオスプレイは専門家も欠陥を指摘していますが、米側は10月にも沖縄の普天間基地に配備する構えです。 オスプレイの配備は、政権下で日米同盟強化を進めた自民党も反対しています。外相時代に普天間基地の必要性を言ってはばからなかった民主党の前原誠司政調会長ですら、17日の記者会見で、政府の容認姿勢をこう批判しました。 「米国が言ってきただけで導入し、万が一事故が起きたとき、日米同盟は大きく傷つく」 今回の件では、米側の装備持ち込みを日本が断れない理由に、米兵犯罪を事実上野放しにしてきた温床でもある地位協定が立ちはだかっていることが浮き彫りになりました。オスプレイは沖縄配備後、全国7ルートで低空飛行訓練が行われることも明らかになっています。 ▼日米同盟の弊害は全国に 配備には、普天間基地移設や東村高江のヘリパッド(着陸帯)建設の計画が深くかかわっていますが、飛行訓練の事実から見れば、いびつな日米同盟がもたらす弊害は沖縄だけでなく国内全体に及ぶこともはっきりしました。前出の前原発言は「日米安保堅持」の立場からですが、国民を危険にさらす同盟やそれを機軸とする日米関係のあり方を今度こそ真剣に見直す機会が来ているのです。 |
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