京都府職員労働組合 -自治労連-  Home 情報ボックス 府政NOW 京の写真館 賃金 料理 大学の法人化



2012年 9月 3日

「ニート」の背景に就活疲れ? 
文科省調査で全学連が指摘

今年の大卒者で3万人超 

大学を今年4月に卒業した人のうち進学や就職、求職活動もしていない、いわゆる「ニート」と呼ばれる人たちが3万3584人(6・0%)いることが8月27日、文部科学省の「学校基本調査」(速報)で分かった。大学の学生自治会でつくる全日本学生自治会総連合(全学連)は、厳しい就職活動で若者が疲れ果ててしまう現実が背景にあると指摘している。

 調査は5月1日時点のもの。今春卒業した大学生のうち、正社員など「安定雇用」に就けたのは60・0%になる。

▼2割超、安定雇用就けず

 一方、安定雇用でない人の割合は、22・9%で、卒業者の約5人に1人を占める。内訳をみると、アルバイトなどの有期雇用が7・4%。「進学も就職もしていない人」が15・5%で、うち進学・就職のどちらも準備していない人は全体の6・0%だった。

 全学連はニートとされる人について、「就活疲れからしばらく休まざるをえない事情もある。そんな若者を生む社会を変えてほしい」と指摘。「就職できなかった学生が卒業後も3年間は新卒扱いとして就職活動で差別されないようにするなど、継続した就職支援が必要だ」と訴えている。

                                                 

府職労ニュースインデックスへ