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2012年 3月26日

「大飯原発3、4号機の再稼働反対」 
福井県庁で断食開始

小浜市の「反原発」住職 

 福井県小浜市の住職で反原発活動を長年続けている中嶌哲演(なかじま・てつえん)さん(70)が3月25日から福井県庁で断食を始めた。関西電力大飯原発3、4号機の再稼働反対を訴えるためだ。

 中嶌さんは、政府や関西電が大飯の再稼働を目論んでいるのが明らかとなって以降、各地の集会などで「大飯の再稼働を許せば、次に原発が止まるのは『第2のフクシマ』が起きた後になりかねない」と危機感をあらわにしてきた。

 断食は31日まで、県庁のロビーで座して行う。夜間には原発に反対している市民団体が県庁近くに設けているテントで休みを取りながらだ。中嶌さんはこれまでも原発反対の意志を示す目的で断食をしたことがあるという。

▼「切なる希望伝えたい」

 中嶌さんは25日に福井市内で開かれた市民集会で断食入りを宣言し、次のように語った。

 「原発を止められなかったことを福島の子どもと若者たちや(福島第一原発で)被爆している労働者に心から許しを請い、どこにも原発事故を起こさせないという私の切なる希望も伝えたい」

 「若狭に安心と安全を取り戻し、奥深い若狭の歴史を再発見できるようにしたい」とも語った中嶌さん。必死の思いは、県庁の主で再稼働の鍵を握る西川一誠知事に通じるか。


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