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2012年 2月23日

有識者から懸念示される
 原子力安全委のストレステスト検討会

大飯原発3、4号機の確認作業 

 原子力安全委員会(斑目春樹委員長)は2月21日、関西電力大飯原発3、4号機のストレステストの結果について確認する、第一回検討会を開いた。経済産業省原子力安全・保安院が検査結果を「妥当」とした審査書を確認するための作業である。

 この日の検討会は、保安院のメンバーが審査書の内容を説明し、安全委員会の有識者らから質問を受ける形で進められた。

 有識者からは、「3、4号機だけを取り出すのではなく、1、2号機を含めた発電所全体を評価対象にすべきではないか」(日本原子力研究開発機構の更田豊志氏)、「被災後に3キロ圏内から要員を召集するというが、ケガなどをしている可能性も想定しているのか」(岡山大学の五福明夫氏)などの質問が出された。 

 淡々と質疑応答を終えた後、安全委は事業者の自助努力の内容がどうかなど7項目の「質問事項」を提示した。保安院に回答を迫るというよりも「これから安全委で確認作業を進めるうえでの視点をまとめたもの」という。

▼どうした2次評価

 検討会には約100人の傍聴者がつめかけた。原発の安全性を確認するうえで不可欠と斑目委員長も認めている「ストレステストの2次評価」について、傍聴席から「いつまでにやるのか」などの質問が飛ぶ場面もあった。


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