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「西川知事、慎重判断を」 |
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労組が立場超えて参加 |
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「大飯原発3・4号機の『再稼働』に慎重な判断を求める市民集会」が3月25日、福井市内で開かれた。 地元の市民団体でつくる「原子力発電に反対する福井県民会議」の呼びかけに労組が関西を中心に立場を超えて集結。約700人の参加者一同で福井県の西川一誠知事に「拙速な判断は歴史に大きな禍根を残す」と要請すると決めた。 ▼反対の市議会が賛同 集会では、地元を代表して小浜市の住職中嶌哲演さんが「3、4号が再稼働すれば、関西電力は少なくとも1日5億円の電気料金を手にできる。一方で、関西は原発なしでも停電していない」と語った。19日に再稼働反対の意見書を可決した越前市議会からもメッセージが寄せられた。 東京から駈け付けた原子力資料情報室の山口幸夫共同代表は「原子力安全委はストレステストの妥当性を5分間の会議で了承したが、政府に対して住民の意見を聞くように注文も付けている」と指摘。「住民は100キロ圏以上かもしれないと福島の事故が教えている」と述べ、反対世論を広げるよう促した。 ▼「私たちも地元住民だ」 各地の代表も「関西の水がめである琵琶湖を放射能汚染から守る」(滋賀県)、「これまでトラブルが起きても原発を止められなかった。反省して頑張ろう」(京都市)、「自分たちも地元だ」(神戸市)と発言。集会後は市内をデモ行進した。 デモは強い雪や警察からのスピーカー音に終始妨げられたが、参加者は負けずに「やめんかい再稼働!」「原発バイバイ」などとシュプレヒコールを上げた。大阪から参加した男性(34)は「政府も電力会社も原発事故の責任を取っていない。再稼働なんてとんでもない」と憤っていた。 6000人が都内をデモ/さようなら原発1000万人アクション 著名人9氏が呼びかける「さようなら原発1000万人アクション」の集会が3月24日に都内で開かれた。今回のテーマは「再稼働を許すな!」。労組組合員や市民など約6000人が参加し、東京電力本店と経済産業省の2コースに分かれてデモ行進した。 集会では、呼びかけ人の一人でルポライターの鎌田慧さんが「世界は原発を拒否する時代に入っているのに、古い勢力はいまだにしがみつこうとしている」と、政府や財界による原発再稼働の動きを強く非難。「誤った政策を転換させなければ、将来の世代に謝りきれない禍根を残す」と訴えた。 ▼7月16日には大集会 実行委によると、現在までに集まった脱原発を求める署名は約550万筆で、目標の1000万筆には届いていない。このため、政府と国会への提出を当初の3月末から5月末に延ばし、上積みをめざしている。 これとは別に、実行委は7月16日に東京・代々木公園で、10万人規模の集会を企画。脱原発の世論をさらに高めようと懸命だ。 |
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