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5分弱で大飯再稼働「了承」 |
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政府は月内にも政治判断へ |
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原子力安全委員会(班目春樹委員長)は3月23日に関西電力大飯原発3、4号機のストレステスト1次評価を「妥当」とした経済産業省原子力安全・保安院の審査を了承した。この日の臨時会議はわずか5分弱で終了。委員長から説明も聞けなかった傍聴者たちは猛抗議を続けた。 政府は月内にも野田首相、枝野経産相、細野原発担当相、藤村官房長官の4閣僚で協議し、再稼働を判断する見通し。地元の福井県などが合意すれば、大飯原発は早ければ4月にも再稼働する可能性も出てきた。 安全委は会議で示した文書で「福島事故を踏まえた緊急安全対策などの一定の効果が示されたことは、一つの重要なステップ」とし、保安院が再稼働の条件とした1次評価の「妥当性」を了承した。同時に重大事故対策を見極める2次評価の実施も求め、「2次と合わせて総合的安全評価」と述べてきた班目委員長のメンツを立てた。 ▼「3・11を繰り返すのか」 会議は冒頭から再稼働に反対する傍聴者たちから「3・11の責任も取れない安全委は過ちを繰り返すのか」などと発言が飛び交った。5分弱で5人の委員たちが退場すると、委員長に説明を求めて市民団体メンバーが迫ろうとしたが、職員に制された。傍聴した作家の雨宮処凛さんは「世界中の人が『日本は事故も収束できていないのに再稼働しようとするのは狂気の沙汰』と言っているのに」とあきれ返っていた。 |
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