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2012年 2月13日

7月16日に10万人集会開催
 大江健三郎さんらが呼び掛け

原発政策の転換をアピール 

 「さようなら原発1000万人アクション」を呼びかけている作家の大江健三郎さんらが2月8日に会見し、今年7月16日に東京の代々木公園で10万人集会を開く計画を発表した。併せて、原発のある自治体首長宛てに原発の再稼働を認めないよう要請することも明らかにした。

 昨年9月19日には、東京で6万人の集会とデモを行った。その後、既存原発の計画的廃止など3項目を求める署名を展開、現時点では500万筆を集めているという。

 ルポライターの鎌田慧さんは「今は、少しでも原発を稼動させたい政府と、廃止をめざすわれわれの運動がせめぎ合っている状況」と述べた。逆戻りを許さず、原発政策を転換させるための運動強化を訴えた。

 大江さんは「明日の子どもたちに対し、倫理的な責任を果たすには原発を廃止するしかない」と述べた。 

 会見は日本外国特派員協会で行われた。海外メディアからは、「昨年ほどの運動の盛り上がりが感じられない」「日本人の怒りはなぜ弱いのか」などの指摘や質問が出された。鎌田さんは「日本人は長い間、怒りをぶつける訓練をしてこなかった。今それを始めたばかりだ。これから立派に怒れるようになると思う」と答えていた。

 首長宛ての要請書では「決して再稼働を認めることなく、代替エネルギーの道をともに考え、原発のない社会へむかいましょう」と訴えている。


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