京都府職員労働組合 -自治労連-  Home 情報ボックス 府政NOW 京の写真館 賃金 料理 大学の法人化



2012年 2月28日

失業1年超が18%も
東京地評求職者アンケート

長期失業対策が切実に

 東京地評がこのほど、昨秋に都内9カ所のハローワーク前で行った「求職者・失業者アンケート」の結果をまとめた。失業期間が1年を超えると答えた人が約18%に上るなど、「失業の長期化」をうかがわせる結果となっている。
 アンケートは昨年10~12月にかけて質問用紙1510枚を配布し、404枚を回収した。回答者は男性が6割で、40歳以上が8割、正社員は6割。

▼ハローワークの充実を

 失業・離職後の期間を聞いたところ、「1年以上」と答えた人は17・8%。震災前の2010年秋に行った調査と比べて、男性で6ポイント増加した。失業が長期化した要因として、「30代からは面接になかなかたどり着けない」など、年齢制限の存在を指摘する声が多くみられたという。

 回答した人のうち、家計を「支えていた」「主に支えていた」が約7割。失業期間がこれ以上長引いた場合の生活のめどについては、「すぐ職に就く必要あり」(40・3%)、「今でも破たん寸前」(14・4%)が合わせて半数を超えるなど、深刻な状況にある。

 東京地評は「正社員の求人を求めている失業者の特徴的な変化として、1年以上失業している人々の割合が突出して高くなっている。同時に、ハローワークがますます重要な就職経路となっている」と指摘。

 求職者が窓口に殺到し、連日、受付に長時間並ばなければならないハローワークの要員確保など、長期失業対策を急ぐべきと述べている。

府職労ニュースインデックスへ