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2012年12月14日

年収低いほど野菜不足、成人男性の場合
ニュース抄録  

3カ月連続で悪化、消費者態度指数 

▼年収低い男性ほど野菜不足

 年収が低い男性ほど野菜の摂取量が少ないことが、厚生労働省が12月6日に発表した2011年度「国民健康・栄養調査」結果で明らかになった。野菜などの購入を控えた理由は「価格が高い」が最多。

 調査は11年11月、3412世帯の回答を集計した。成人が1日当たりに摂取する野菜類は平均277・4グラム。世帯年収別にみると、年収200万円未満の男性の摂取量が258・7グラムで最も低かった。女性については年収による統計上の差はみられなかった。野菜以外でも、年収200万円未満の世帯は男女とも果物類と肉類の摂取量が少なかった。

▼3カ月連続で悪化、消費者態度指数

 内閣府は12月10日、11月分の消費動向調査を発表した。半年先までの消費活動を示す消費者態度指数は前月比0・3ポイント低下の39・4となり、3カ月連続の減少となった。「雇用環境」「暮らし向き」などの悪化が続いているのが要因。

 指数は、収入や暮らし向きなど今後半年間の見通しについて「良くなる」から「悪くなる」の5段階評価を行ってもらい、点数化したもの。それによると、「収入の増え方」は前月と比べて横ばいだったが、「暮らし向き」「雇用環境」「耐久消費財の買い時判断」はいずれも3カ月連続で悪化しており、消費者の財布のヒモは固くなっている。
20代男性の6割/経済的理由で結婚できず

▼結婚しない若者が増えているのは、雇用・賃金に原因あり

 ライフネット生命が先日発表した調査(20代の独身男性450人の回答を集計)で、「将来結婚したいか」と尋ねたところ、36・9%が「結婚したいが、できないかもしれない」。「結婚したくない」も35・3%いました。結婚できない理由(複数回答)を見ると、「経済力に不安があるから」が60・8%で断トツ。「モテない」「出会いがない」を上回ります。結婚したくない理由(同)では、「自由に使える時間が減る」が最多ですが、2位以下には「経済力に不安」「自由に使えるお金が減る」が続きます。

 不安定な雇用、働いても給料がなかなか上がらない若者が増え、結婚を諦めるケースも出ている模様。恋愛のテクニックよりも、希望を持って働ける仕事が必要です。

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