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2012年10月22日

「年金2・5%引き下げやめよ」
年金者組合などが都内で「一揆集会」  

消費増税でも野田政権に怒り 

 「高齢者いじめの年金引き下げをやめよ」――。年金引き下げや社会保障費削減の流れが強まるなか、年金生活を送る首都圏の高齢者ら2800人が10月19日、東京・日比谷野外音楽堂で「年金者一揆」を開き、政府に怒りの声を上げた。主催は、全日本年金者組合と全労連。

 年金をめぐって政府は、物価下落の据え置き分が「もらいすぎ」だとして、10月から支給額を2・5%引き下げる法案を国会に提出していたが、継続審議となっている。

 年金者組合の篠塚多助委員長は「年金削減法案を継続審議に追い込んだのは近来にない成果だ」と強調しつつ、「本番はこれからだ」とも指摘。「政府は高齢者の苦しい生活実態を百も承知なはず。血も涙もない野田政権を絶対に許すことはできない。高齢者いじめ、年金切り下げの流れを断ち切ろう」と廃案に向けて運動を強めるよう呼びかけた。

 宮城・石巻市から来た芳賀芳昭さん(70)は「東日本大震災とは関係のないところに復興費が使われ、(財源として)住民税や所得税、消費税が上げられる。黙っていられない」。千葉県松戸市の男性(67)は「年金を下げるな。生活はカツカツで新刊本も高くて買えない」と嘆いた。

 集会後、「富裕層浮遊させるな金回せ」、「年金で暮らせぬ老後に消費税」などの川柳が書かれたむしろ旗を掲げてデモ行進した。

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