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2012年 5月15日

「医師・看護師をもっと増やして」
ナースウェーブ 

東京医療関連協が署名活動 

 「医師・看護師をもっと増やして」──。医師や看護師不足による医療崩壊が社会問題となるなか、白衣の看護師ら271人が5月9日、東京の新宿駅西口前で看護師の増員や夜勤改善を求めて街頭署名活動を行った。主催は、東京医労連などでつくる「東京医療関連労働組合協議会」。

 近代看護教育の普及に尽力したナイチンゲールの誕生日にちなみ、毎年5月12日は「看護の日」。日本医労連傘下の組合などは毎年この時期に医療・介護労働者の労働条件改善を訴える「ナースウェーブ」行動を展開している。

 4月から中野区内の病院に勤務している看護師の男性(29)は「以前の職場は朝7時半から夜10時まで仕事。休憩が10分しかなく辞めました。労働環境を良くしないと、仕事のミスが心配です」と漏らした。同じ病院の看護師2年目の女性(24)は「余裕のある勤務体制を。労働条件が厳しいとみんな辞めてしまいます。人が増えないと勤務はキツキツ」。東葛病院(千葉県流山市)の新人看護師の女性(21)は「離職率が高い仕事なので長く続けられるか不安」と語った。

 駅前では、看護師や病院事務職員、介護士らが「医師・看護師をもっと増やして」「社会保障の充実を」と声を上げながら、1時間で署名約1400筆を集めた。署名は今月下旬に国会に提出する。看護の日を中心に全国各地で街頭宣伝や学習会などが行われる。

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