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2012年12月25日

26、27日に全国一斉の電話相談
弁護士らが生活困窮者に対応  

「08年末並みの危機的状況」 

 生活や仕事、住まいなどで困っている人に法律家などが無料の電話相談を行う「年越し電話相談会」が12月26、27の両日、全国一斉に行われる。東京では、25~27日の3日間、対面での相談会も実施する。主催団体は「日本の貧困はリーマンショック後の2008年末と同じかそれ以上に深刻な状況だ」として、懸念を強めている。

 主催は、市民団体や法律家グループでつくる実行委員会など。08年末に東京・日比谷公園で行われた「年越し派遣村」に関わった有志らが中心だ。

▼貧困と格差、一層拡大

 「生活の苦しさを訴える相談件数が08年末並みの多さだ」。こう語るのは、首都圏生活保護支援法律家ネットワーク代表の猪股正弁護士だ。日弁連が11月末に行った生活保護ホットラインには1日だけで全国から約1万2000コールがあり、生活苦を訴える相談が殺到したという。加えて、「4月以降の生活保護バッシングで生活困窮者が声を上げづらい状況が生まれた。改めて取り組む必要がある」。派遣村名誉村長を務めた宇都宮健児弁護士は「貧困と格差が一層広がっているのに、生活困窮者への支援が置き去りになっている。危機的状況だ」と懸念した。
                
                                    
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 全国一斉相談の電話番号は、0120(757)192(全国共通)。26、27日ともに午前10時~午後10時まで対応。生活保護の申請同行も各地で行う。

 東京の相談会は、JR四ツ谷駅から徒歩5分の司法書士会館・地下1階。25~27日の午前10時~午後8時(受付は午後7時まで)。緊急食料の配布、アパートの入居相談なども可能だ。

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