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健康一口メモ

干支の雑学ねずみ算と干支


 12支の一番最初に登場するのが「子(ねずみ)」。その昔、神様がお正月に動物たちを呼んだ際、最初に到着した牛の背中に内緒で乗っていたねずみが一番をかすめ取ったというのは有名なお話ですね。

 でも、本当のところは、「子」という字が示すように、繁殖力がおう盛なねずみは子孫繁栄の象徴。これこそが一番大切という願いからねずみがえとの最初に掲げられたとも。

 子だくさんのねずみを示す表現に「ねずみ算」という言葉があります。ねずみ算は、江戸時代に発達した和算の計算法の1つですが、倍々ゲームで増えることを「ねずみ算式に増える」と表現したりします。 江戸時代の数学者吉田光由(よしだみつよし)は、「正月にひとつがいのねずみが12匹の子を産み、2月には親子いずれも12匹の子を産み、かくして12月に至れば、2×7の12乗の算式により、276億8257万4402匹の大数となる」と記しました。 しかし、一定の場所で、ある数以上に増えたねずみは、ストレスで子育てをしなくなるなど、異常行動が見られるようになり、死亡率が急激に上昇。ねずみ算式には増えないという外国の研究があります。

 本当に吉田の計算通りに増えていたら、今ごろ地球はねずみの惑星。毎年がねずみ年になっていたかもしれませんね。