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災い転じて福となす!?

『ツレがうつになりまして。』

  佐々部 清監督

 夫がうつ病になったことをきっかけに、それまでの自分たちの関係を見つめ直し、成長していく夫婦の姿を、実話に基づいて描き、ベストセラーになった細川貂々さんのコミックエッセー『ツレがうつになりまして。』。

 ともすれば暗くなりがちな「うつ病」という題材を明るくコミカルにつづった同作品の良さをそのまま生かし、映画化したものです。

 バリバリと仕事をこなしていたサラリーマンの夫・高崎幹男(堺雅人)が突如、うつ病になったことに戸惑う漫画家の妻・晴子(宮崎あおい)。

 仕事を辞めた幹男は、薬の効果もあり、明るい表情を取り戻しますが、収入源がなくなった高崎家を待っていたのは、極貧生活でした。しかし、仕事を求めて編集部へ駆け込んだ、晴子の行動がある奇跡を呼び起こします。

 堺雅人と宮さきあおいが夫婦役を演じるのは、NHKの大河ドラマ『篤姫』に続き2度目。本作でも2人は、理想の夫婦像を見事に演じています。10月8日から全国公開。


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