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フランス革命に翻弄された朗読係の軌跡

『マリー・アントワネットに別れをつげて』

  ブノワ・ジャコー監督

 フランスでもっとも権威ある文学賞の一つであるフェミナ賞に輝き、ベストセラーとなったシャンタル・トマの小説を映画化。(写真は公式サイトから)

 フランス革命さなかのベルサイユ宮殿を舞台に、フランス王妃マリー・アントワネットの朗読係の目から激震が走る宮廷の姿を描いた歴史大作です。

 フランス革命が勃発した1789年7月。騒然となるベルサイユ宮殿に追い討ちをかけるように、王妃(ダイアン・クルーガー)を筆頭にした286人の処刑リストが出回ります。

 3番目には、王妃にもっとも愛され、あり余る富と特権を享受しているポリニャック夫人(ヴィルジニー・ルドワイヤン)の名前が連ねられていました。

 ポリニャック夫人をスイスに逃がすことを決断した王妃は、自らに心酔する朗読係シドニー・ラボルド(レア・セドゥ)を夫人の身代わりに指名しますが…。

12月15日(土)からTOHOシネマズシャンテほか全国順次ロードショー。


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