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話題の本

『公安は誰をマークしているのか』

大島 真生


 盗聴や盗撮などといった捜査手法を駆使し、必要なら身内の警察官への尾行さえいとわない公安警察。

 その姿は、テロや外国のスパイと対峙(たいじ)する仕事ゆえに、秘密のベールに包まれています。公安警察の中でも外国の大使館など、捜査対象が集中する東京を受け持ち、人員や経験、ノウハウといった、あらゆる面から「最強の実働部隊」で、警察庁からも一目置かれているという警視庁公安部にスポットを当てたのが本書。

 近年、警視庁公安部は、左翼運動の低迷を受け、組織を維持するために捜査対象を公明党や環境保護団体にまで広げているといいます。警視庁記者クラブで公安部・警備部担当の記者を3年半勤めた著者が、衝撃の事実を挙げながら、知られざる公安警察の実態を明らかにしています。新潮新書、720円+税。


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