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話題の本

『消える大学 生き残る大学』

木村 誠著

 18歳人口の減少により深刻化する大学経営。私立大学全体の4割が定員割れになっていて、2010年度には5つの私立大学が募集を停止しました。国公立大学でも吸収合併され、消えていく大学が出ています。

学生を集めるために大学側は四苦八苦。既存の中高一貫校を系列化したり、提携先にしたりする私立大学が増加しているといいます。

 また04年度から法人化した国立大学は財政難のため、国の企画に応募して支給が決定される「競争的資金」の確保に翻弄(ほんろう)されている問題点も指摘。

 大学受験雑誌の編集長を長く務め、現在も全国の大学関係者を取材し、執筆活動を続ける著者が淘汰(とうた)される大学の背景を探り、生き残りをかけて奮闘する大学の実態を明らかにしています。朝日新書、740円+税。


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