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『アルツハイマー病とは何か』

  岡本 卓

 2013年6月に厚生労働省の研究班から衝撃的な数字が発表されました。

 2012年時点で65歳以上の高齢者のうち、認知症の人が約462万人、軽度認知障害の人が約400万人いると推計され、合わせると高齢者の4人に1人が認知症やその予備軍だというのです。

 驚くほど認知症は急増していますが、その約7割を占めるアルツハイマー病の実態はあまり知られていないため、「発症するか、しないかは運命だ」と考える人が少なくありません。

 しかし、食生活を改善したり、定期的に運動したりすることで、アルツハイマー病を予防できるといいます。

 アルツハイマー病の元研究者で、現在は内科医を務める著者が、そうした予防方法などについて分かりやすく解説したのが本書。

 さまざまな症例も紹介しているので、アルツハイマー病への理解を深める上でも参考になる一冊です。角川SSC新書、800円+税。


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