京都府職員労働組合 -自治労連- Home 情報ボックス 府政NOW 京の写真館 賃金データーベース 料理
話題の本

『空き家問題――1000万戸の衝撃』

  牧野 知弘

 少子高齢化や地方の過疎化で増え続ける「空き家」。今のペースで進むと、東京オリンピックが開かれる2020年に、その数はなんと1000万戸の大台に達すると予測されています。

 空き家が放置されると、ごみの不法投棄や放火など、さまざまな問題が引き起こされるため、一部の自治体では所有者に対して、撤去の勧告や命令を出せる条例を定めていますが、根本的な解決にはなっていません。

 そこで事態を改善する糸口にしてもらおうと、不動産事情に精通した著者が、空き家が増加する背景や、各地の取り組みなどについてまとめたのが本書。

 近隣住民のためのコミュニティー施設として活用するアイデアなども紹介しており、空き家問題を考える上で参考になる一冊です。祥伝社新書、800円+税。


話題の本ンデックスへ