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「被曝した当事者として伝えたい。国民が学ばなければ、またまた放射能の事件が起きる」 3月1日のビキニデー集会で、第五福竜丸元乗組員の大石さんは、昨年倒れた脳出血の後遺症を押して懸命に訴えました。本書はその発言の真意を伝えています。 大石さんは、1954年の米国水爆実験で起きた「ビキニ事件」の貴重な証人。死の灰を浴びたときの状況や、入院先で隣のベッドだった無線長の壮絶な死を詳細に書き記しています。 筆に怒りが込められているのは、日米の政治的解決によって事件がもみ消された結果、日本中に原発が建てられて福島の事故へつながっていったこと。「原発は核兵器と同じで危険という原点に立ち返れ」という訴えは、誰よりも重いものといえます。武蔵野書房1800円+税。 |
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