京都府職員労働組合 -自治労連- Home 情報ボックス 府政NOW 京の写真館 賃金データーベース 料理
話題の本

『本当にワルイのは警察』

寺澤 有

 警察の不正を23年間にわたり追及してきた著者は、長年の取材を通して、警察が「利権集団」でしかないことを痛感したといいます。

 昨今話題になっている「暴力団排除条例」も警察利権の一つであると指摘。「暴力団対策」と称して、一般企業に警察官を天下りさせることが、条例化した真の狙いだと警察の魂胆を暴いています。

 また、警察の世論操作にも言及。自転車事故が2008年から3年間、減少し続けているにもかかわらず、警察が自転車事故を深刻な社会問題としてメディアに報じさせている背景には、将来的に取り締まりを民間委託化し、天下り先を増やす企みがあるとして、警察の動きに警鐘を鳴らします。

 ほかにも裏金問題など、著者が丹念な取材をもとに明らかにした警察の腐敗ぶりに危機感を持たずにはいられません。宝島新書667+税。


話題の本ンデックスへ