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話題の本

『手掘り日本史』

司馬 遼太郎

 国民的作家とも称される歴史小説の第一人者が語るエッセイ集です。

 「歴史というものは、手ざわりで感じていかなければいけない」という言葉が本書のタイトルを象徴しています。そこに生きた人間の生活や意識、文化や伝統などを感じながら歴史を見ていかなければならない――そんな歴史観が伝わります。

 自らの作品について語っているのも興味深いところ。「私が小説を書くようになってほんとうによかったと思えたのは『国盗り物語』や『竜馬がゆく』『峠』を書いたときです。人間はいつか死にますが、そのときの『遺書』のつもりで書きました。日本人とはいったい何者か、というのが一般的なテーマなんですがね。自分が日本人について考えたことを小説に残しておきたいというはっきりした意図で書いたのが特に『竜馬がゆく』と『峠』です」

 小説の発想の原点を解き明かしています。文春文庫、533円+税



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