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東京新聞の論説副主幹を勤める筆者が、原発事故や東電国有化などのテーマを通して、霞が関・永田町にはびこる醜悪な実態を徹底的に暴きました。併せて、本来ならばそれを国民に伝えるべきマスメディアが、権力の「ポチ」になり下がっていることも告発しています。 「情報操作は日常的に行われている」「迷走する政治、思考停止したメディア、跋扈(ばっこ)する官僚」。各章のタイトルは刺激的かつ衝撃的です。しかし、第1章に出てくる経産省官僚の卑劣としかいいようのない「記者つぶし」の一部始終を読めば、タイトルが決して誇張ではないことがよく分かります。 筆者もかつては「ポチ」だったとのこと。この書はそのことへの深い反省と、かつての「飼い主」に対する怒りをひしひしと感じさせます。講談社、952円+税。 |
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