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『「カルト宗教」取材したらこうだった』

藤倉 善郎

 多くの死傷者を出したオウム真理教の地下鉄サリン事件から17年――。

 カルト宗教の凶行は、当時、社会を震撼(しんかん)させましたが、事件は風化の一途をたどっていて、カルトの恐ろしさを知らない若者が増えています。

 鳴りを潜めているように見えたカルトは、近年、彼らに警戒心を持たない若者たちをターゲットに積極的な勧誘活動を展開。

 恐ろしいことに、オウム真理教の流れをくむ「アレフ」は、正体を隠して信者を獲得したり、教祖・麻原彰晃の著作を流用したヨガの解説本を販売したりして勢力を拡大しているといいます。

 長年にわたり、数多くのカルトを追ってきた著者が、綿密な取材でベールに包まれたカルトの現状を明らかにしています。宝島社新書、743円+税。


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