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話題の本

『できる上司は「教え方」がうまい』

松尾 昭仁

  部下の育て方に悩むビジネスマンに向けたハウツー本ですが、後継者不足が課題である労組の幹部にとっても「学ぶこと大」といえます。

 起業コンサルタントである著者によれば、「教えなければ上司ではない」。NGな上司の典型は「部下に任せるより自分がやった方が早い」と考える人で、確かにこれでは部下も成長できず、自ら仕事を抱えるばかりでしょう。

 本では「一度に伝えるポイントは3つまで」「大事なことを話す前は間を入れる」「知ったかぶりをすると信用を失う」などと、コツが数多く紹介されています。読んでいくと、上司と部下の関係にとどまらず、あらゆる人間関係におけるコミュニケーションにも使えることに気付かされます。もちろん、労使交渉で経営側や当局を説得するすべにも応用できます。

 日本実業出版社、952円+税。


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