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話題の本

『アメリカに潰された政治家たち』

孫崎　亨著

戦後から現在までの政治家12人に対する一般的な見方をことごとく覆す内容がつづられています。 　１９６０年に日米安保条約を締結した岸信介首相について、多くの人々は「対米追従」と思いがちですが、実は不平等条約を何とか改めようと試みていたとのこと。その狙いを妨害したうえ、ロッキード事件やリクルート疑惑、最近の小沢一郎氏の資金管理団体をめぐる虚偽記載事件も裏で糸を引いていたのは何者か――。元外務省国際情報局長である筆者は、自らの経験と丹念に集めた資料に基づいて、それはアメリカであると言いきっています。 　これを読めば、今生きているこの国がいかに矛盾に満ちているのかを気付かされるでしょう。これからの日本のあり方を考えるためには欠かせない一冊となるはずです。小学館、１２００円＋税。
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