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公務労働を考える

ひとりぽっちの仲間なくそう
北上で個人加盟のユニオンを発足

 組合に加入し不払い賃金を回収

 「研修期間は無給。いつまで研修が必要かは自分が判断する」
 京都に本社のある地質調査の会社に勤めて1カ月になる青年が「給与をください」と言ったときに返ってきた社長の言葉です。すぐにこの青年は、家族から聞いていた京都総評労働相談センターに行き、組合加入して団体交渉で賃金1カ月分を支払わせることで合意しました。
 最低限守られるはずの労働基準法が守られない職場に、頼りになる組合を知っていたからこそ、解決できた経験です。


 「ユニオン北上」の確かな船出

 いま、府内各地でパートやアルバイト、派遣社員などさまざまな形態で働く非正規雇用労働者が1人からでも加入できる労働組合が結成されています。そして新たに12月8日、北区・上京区で働くすべての労働者が入れる個人加盟の労働組合「ユニオン北上」が、発足しました。
 「頼りになる組合があればとの声に地域から応えていきたい。そのためにもっと多くの人に入ってもらう必要がある」
 「ユニオン北上」の発足にむけ中心となってとりくんできた北上地区労事務局長は語ります。同じく北上地区労の議長は発足総会の開会あいさつで、@行政に対し正規労働者を増やすことや憲法に保障されたくらしを求めること、A仲間づくりをすすめること、B社会保険制度のない職場のための福利厚生や独自の共済制度をつくることをめざしたいと強調。


 まわりの青年たちにユニオンを広げたい

 「自分は手作りの小物やバックをつくり販売している自営業。まわりに仕事のない仲間は多くいるし、どんな権利があるかを知っておきたい」「病院や公務職場でアルバイトやパート、派遣職員などさまざまな働き方をしている青年たちにもユニオンを紹介したい」「HPでどんどん発信してほしい。僕自身が以前、困ったときに頼りになった」
 発足総会には、調理師や事務のアルバイトなど組合のない職場で働いている青年や自営業者も参加し活発に発言。「ユニオン北上」の確かな船出の日となりました。


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