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「安心してかかれることが大事。命を救う場所を利益優先に変えることは反対です」「高齢化の昨今、高齢者が退院を迫られた結果、老老介護で自殺者も出ています。府民のための病院としてがんばってほしい」「府立の病院が地域の医療に責任をもっているから、民間の医師も安心できる」 医大支部がとりくんだ「府立医科大学の法人化に関する付近住民アンケート」には、「府民のための病院」であり続けることを願う住民の声が多く寄せられています。 つねに署名用紙をかばんの中に 医大支部ではビラ配布や街頭宣伝、医療機関や卒業生への署名送付にとりくんできました。医大支部の中根さんはつねに署名をかばんの中に持ち歩き、病院内の郵便局、花屋さん、寝具屋さん、弁当屋さん、元職員さんなどからすでに200筆以上を集めています。 府大支部は、キャンパス内で大きな横断幕をはりだし、支部や分会の役員がマイクを持って法人化の問題点を指摘し署名への協力を訴えるなかで、署名が集まっています。 「府民の会」を結成 さらには、京都府立大学名誉教授の松野喜六氏など4者の呼びかけで「府立医科大学と府立大学の法人化に反対し府立の大学と附属病院の充実を求める府民の会」をたちあげ、広く府民にアピールをしようと結成会議がもたれました。 結成会議では、「京都府は11月にパブリックコメントをとりくんだが、結果はコメントが76件、法人化への言及は33人にとどまっている。これでは府民の声を聞いたものとはいえない」「病院の法人化はアメリカ型の医療政策と政府の医療改革がひとつになって医療の営利化をねらうもの。その市場拡大を医療産業がねらっている。医療や教育がこういう方向でよいのかが問われている」といった発言がありました。 また、「府立大学は、農学部を消さずに農林水産学部として北部に建設してほしい」など、大学法人化がもたらす府民的影響とともに参加された個人・団体の方々が自らとりくんでいる仕事、生活、活動の中から、この法人化反対と両大学の充実を求める府民的な運動を起こそうとの決意があいついで出されました。 そして、このネットワークを全府民的に広げる運動のセンター的機能をこの「会」が担うことを確認しました。 |
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