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憲法は世界で超一流
詩人・随筆家・アーサー・ビナードさんが訴え(4.12中央集会)

 4月12日、会手続法案の自民・公明による強行採決に抗議する集会が日比谷音楽堂で開催されました。詩人・随筆家のアーサー・ビナードさんの訴えを紹介します。(連合通信)

 米国はビキニ事件の水爆やベトナム戦争での枯葉剤、イラク戦争での劣化ウラン弾など、過剰な武力を「国防のため」として使用した。「国防のため」といえば何でもできてしまう。しかし「国防」とは、国家を操る企業の利益を守ることにほかならない。
 最近「もったいない」という言葉が国際語になっているようだ。私が一番もったいないと思うのは、(日本では)憲法が古くなったからといって変えようとしていることだ。古くなったというのは勘違いで、憲法は新品同様。ある意味ではほとんど未使用だ。憲法に基づく政治を本気でやった政治家は一人もいなかったからだ。
 米国では国防省がブラックホールとなり、年間八十兆円もの予算を吸い込んでいる。日本では憲法が戦争への障壁となっているだけでなく、軍事予算の増大から国民の懐を守ってもいるのだ。
 日本の憲法は世界の超一流の存在だ。与党の政治家がこれを変えようという気持ちも分かる。というのも、彼らは三流も三流の政治家なので、自分たちに憲法を合わせようとしているからだ。
 今、私たちは超一流の憲法をとるか、三流も三流の政治家をとるか、選択の時にいる。


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