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2014年 5月12日

「憲法を守り抜く」
九条の会10周年講演会

九条は今輝くときにある

 改憲阻止を訴える「九条の会」が設立10周年を記念する講演会を6月10日、東京都内の渋谷公会堂で行った。約2000人の前で作家の澤地久枝さんら呼びかけ人がこれまでの運動を振り返り、集団的自衛権の行使容認へ向かう安倍政権を批判した。

 韓国檀国大学校硯座教授の金泳鎬(キム・ヨンホ)さんは、「日本政府は国内の政権安定のため、中国政府は民主化を抑制するために、双方を敵国と定め、依存し合う敵対的相互依存状態だ」と指摘。「これがエスカレートすると憲法を壊すことへの支持が高まる。この悪循環を抜け出すためには国家の論理に、市民が声を上げ、対抗しなければならない」と訴えた。

 澤地久枝さんは、憲法や平和に市民の関心が高まっている現状を「9条は今までになく光のあたるところにある」と語り、九条の会の10年間についても、こう述べた。

 「全国には九条の会が7500もある。その他の団体も加えると『戦争反対』と声を上げる団体は何万にも及ぶ。5人、10人でも集まって、声を上げる市民が各地にいる。これは今までの日本社会では考えられなかったこと。市民社会は確実に変わってきている」

 その上で、「9条は私たちの理想とするもの。この国の一番大事な宝物として掲げ、原点に戻って一歩も引かず憲法を守り抜く」と決意を示した。 (連合通信)                         
 

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