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現憲法で集団的自衛権は「無理」 |
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「自衛隊容認がギリギリの線」 |
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法律問題に関して内閣に意見を述べる内閣法制局の元長官、阪田雅裕氏が2月1日、さいたま市内で講演した。安倍首相が、憲法の解釈を変えて集団的自衛権の行使を容認しようとしていることを批判。「憲法解釈では自衛隊を『戦力』でないとするだけで精いっぱい。どこをどう読めば可能なのか。もし認められれば、政府は何をしても自由ということになり、議会はあってなきがごとしだ」と訴えた。埼玉県内の市民グループが主催した。 ▲60年の議論がチャラ 阪田氏は2004年8月から06年9月まで内閣法制局の長官を務めた。 戦争の放棄などを掲げる憲法9条については、「未来永劫死守すべきという考えではない」という。しかし、集団的自衛権の行使を認める解釈の変更には断固として反対の立場だ。「政府は60年以上も重箱の隅をつつくような議論をして、『行使できない』と言い続けてきた。それがある日突然チャラになる。そんなことがあっていいのか」。さらに、「憲法は国家に対する規範だ。守れといわれている本人が『気に入らないから解釈を変える』というのが、果たして法治国家で許されるのか」と苦言を呈した。 安倍首相は昨年、集団的自衛権の行使容認に前向きな小松一郎氏を法制局の長官に抜擢した。これについて阪田氏は、「長官一人でどうこうなるものではないが、組織として安倍内閣の意向に沿うように知恵を絞ることになる。それが宿命」と語った。 (連合通信) |
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