９月京都府議会に保健所･振興局など
存続・充実求める請願要請

　９月２５日、９月京都府議会が開会されました。９月議会では｢府行政機関設置条例改正案｣が大きな焦点のひとつになっています。　２５日の議会開会日には、保健所･振興局の存続を求めて団体代表が、府議会各会派を回って請願書の紹介議員の要請をおこないました。
　｢田辺保健所･振興局の存続を求める｣請願署名は、６５５５筆の署名が集まり、１２保健所の存続･充実を求める署名は１万筆を突破、亀岡では１０００筆、宮津では１５００筆の請願署名が集まっています。
　署名をさらに広げ、近く請願書が提出される予定です。

府民･職員に背を向けた拙速な｢京都府行政機関
設置条例の一部改正｣案に反対する

　　　　　　　　２００３年９月２５日　　　　　京都府職員労働組合執行委員会　　

　　本日開催された９月府議会に京都府知事は、「京都府行政機関設置条例の一部改正」案を提案した。
　この条例改正案は、京都府の地方機関を大幅に再編・削減するものである。
　府職労は、地方機関の再編たたき台が示されて以降、府内各地で府民懇談会の開催や、地域ビラの配布で、府民の方に再編案の内容を知っていただくとともに、声を聞かせていただくとりくみを重視してきた。
　これらのとりくみを通じ、この問題を知らない府民がまだ多くいること、内容を知ることによって、地方機関が地域からなくなることに不安や懸念の声が広がっていることが明らかになった。特に、保健所については、何とか存続させたい、なくなっては困るという切実な声もたくさん聞かせていただいた。府職労は、こうした府民の声を受けとめて、各地で存続運動を地域住民と一緒にすすめてきた。
　「再編実施案」の公表後も、各地で多くの府民が、その内容の変更と見直しを求め、とりくみをすすめてきた。田辺保健所と振興局の存続を求める運動は急速に広がっている。亀岡でも連日、保健所・土木事務所・地域農業改良普及センターの存続求めるはがき署名が返送されている。また、加悦町、野田川町議会などで宮津保健所の存続を求める意見書が圧倒的多数で採択された。それにもかかわらず、知事はそれらの声を無視して、本日の条例改正案提案に至った。
　府職労は、「はじめに箇所数・エリアありき」の立場を変えず、広範な府民や職員の声に背を向けた、拙速な条例改正案に反対し、議会に対する最終的なとりくみを強める。
　同時に、「府政の主人公は府民」の立場で、府民サービスの低下を許さず、地方機関がより身近で頼りがいのあるものとなるよう、引き続き職員の英知を結集し、府民とともに奮闘するものである。