海草類の酢の物2品


 伊根町では、7月27日・28日、豊漁や五穀豊穣を祈願する八坂神社の祭礼が行われます。今年は10年ぶりに舟屋台が出ました。「ともぶと」という小舟7隻をつなぎ、その上に舞台をつくり、芸能を奉納しながら集落を廻ります。
 祭りのご馳走は何と言っても新鮮な海の幸。丸子(ハマチ)、ひらまさ、ひらめ、鯛、イカ、それにサザエ、アワビ、タコ等の刺身、塩焼き、煮付けや和洋折衷の料理が並びますが、手づくりで欠かせないのが、海草類の酢の物です。(材料は約5人前です)

海雲(もずく)の酢の物

@塩もずく400g〜500gをよく水洗いして、塩抜きし、食べやすい長さに切る。
 ※私の家では、採りたてのもずくに塩を十分にまぶして保存しています。

A三杯酢であえる。
 米酢(1/2カップ)砂糖(大さじ2)
 醤油(小さじ1)
 赤みそ(小さじ1)
 だし少々(化学調味料でもよい)

B涼しそうな ガラス鉢な どに盛り、 飾りにキュ ウリの薄切 りを一切れ か二切れの せる。

ところ天の酢の物

@よく乾燥した天草(てんぐさ)200gをきれいに水洗いしたものと4・5リットルの水を鍋に入れ、中火でコトコトと約30分煮る。
A@をボールに取り、晒しの袋で漉しながら、パットに流して固める。
Bところ天抜きで押し出して冷蔵庫で冷やしておく。
C小鉢等に盛りつける。
Dタレは、三杯酢で「溶きカラシ」を添える。
 ※市販のポン酢や青じそドレッシンングでもおいしいし、醤油だけのものもあっさりして美味です。
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