とれとれ魚料理・釣った魚は鮮度を保つのが重要

クロダイの竜田揚げ
 釣り人のあこがれの魚であるクロダイは警戒心が強く、知恵比べの末に釣り上げた魚は是非自分で料理して食べて下さい。クロダイは4〜6月にかけて産卵をしますので、ちょうど今の時期は体力を回復するためか、餌を荒食いします。知恵を絞って釣り上げたクロダイを美味しく食べるには、鮮度を保つのが最も重要です。釣り場で素早く血抜きをし、氷で冷やして持って帰るのが美味しく食べる一番の近道です。
 鮮度の良いものはお刺身や塩焼きで食べますが、我が家では、産卵後で脂が少し落ちたクロダイは、竜田揚げにして食べます。

〈料理方法の紹介〉
 自宅で魚を料理する場合、台所が汚れるからと敬遠する人も多いですが、簡単に台所の汚れを最小限に抑えることができる方法も紹介します。

〈材料〉
クロダイ(40p以上)
1尾
竜田揚げ粉 適宜
てんぷら油 適宜
レモン 適宜
牛乳パック 1個
大きめの透明なナイロン袋 1枚

〈作り方〉
@鱗取り
 まな板の上に牛乳パックを広げて敷きます。
 魚は大きめの透明なナイロン袋に入れて牛乳パックの上に乗せます。ナイロン袋に手を突っ込み、袋の中でウロコ取りを使って鱗を取ります。さらに、お腹を開いて内臓を取り出し、そのままナイロン袋に入れます。こうするとウロコ等で台所を汚すことが少なくなります。
A三枚おろし
 クロダイは頭を落として、三枚におろします。
B下ごしらえ
 三枚におろしたお腹部分と背骨の骨を、丁寧に取り除きます。
 皮はつけたままで、厚めのお刺身のように約2センチ幅で切り分けます。
 切り身は、キッチンペーパーで水分を十分に取り除き、ナイロン袋に入れます。
 ナイロン袋に竜田揚げ粉を入れて万遍なく粉を切り身にまぶします。
C揚げる
 サラダ油を180度に熱し、魚の表面がキツネ色になったらできあがりです。
 あまり揚げすぎないのがこつです。
D盛りつけ
 油を切って、熱々にレモンを少しかければクロダイの竜田揚げの完成です。
 我が家では、揚げたてをねらう子どもが2人、台所で待機していますので、食卓のお皿には少ししか出て来ないのが悩みの種です。
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