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府職労ニュース

府庁を子育て安心職場に

子の看護休暇問題で意見交換会

実態に見合った日数を

 当局が夏季交渉において、「今後、夏から秋にかけて意見交換会、項目別交渉などで精力的に議論したい」と回答していた休暇制度などについての第1回の意見交換会が7月12日に行われ、「子の看護休暇の拡充について」(案)などの提示が行われました。
 (案)は、@負傷又は疾病にかかった子の看護を行う場合、A子の在籍する保育所・学校の行事等に出席する場合、B子に予防接種を受けさせる場合の3点を対象要件として、「中学校卒業前」の子について、年間で7日を付与(子が1人増えるごとに1日加算)するという内容です。取得単位を「1日、半日、1時間」とし、18年9月1日を実施時期としています。子の看護休暇の拡充については、昨年末交渉で提示された当局案が不十分であるとして、継続協議となっていたものです。
 当日の意見交換会で府職労の代表は、「日数が、昨年末交渉時との比較で1日増やされた点での努力は受けとめるが、学校との関わりが増えているなかで、子育て中の職員の実態からすれば不十分。子どもの数に応じた日数増など、引きつづき努力を求めたい。同時にボランティア休暇など周辺整備での改善も考えるべき」「現在は、参観ということで、職場のなかで受け入れられやすい。権利行使できる制度とするためにも、新制度の位置づけを職場内に十分に周知徹底する努力とともに、子育てしやすい職場環境の整備をはかるべき」などの主張を行ないました。
 12日の意見交換会以降も、18日の項目別交渉、20日の女性部交渉と、この課題について労使の議論を深めてきています。最終的には、支部代表を含む府職労交渉で整理していく予定です。


 子育て中の女性の声

・子ども3人。順番に伝染病にかかると大変。就業している母と夫と3人で対応した。日数が足りない。京都府から良い制度をつくっほしい。
・トップレベルというなら、千葉県の「子ども2人以上は10日」をめざすべき。子育ての関係では、1人目から2人目へのハードルが高い。低年令の子には加算日数を増やせないか。
・2人目を妊娠中だが、看護休暇5日を取得してしまい、2人目が生まれたら大変だ。
・参観の際の回数方式は安心できる取り方ができた。時間単位というが、広域化で遠距離通勤の場合はマイナスになる。この点を考えてほしい。
・少子化をどうするのか。中小企業の職場では労働組合が、「京都府で制度化されているから」と訴えて制度を良くしてきた歴史がある。公務の私たちには、京都全体の労働者の勤務条件を引き上げる姿勢が必要。 


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